年末に七面鳥を食べるあの行事!でもなんで?

新年ごちそう研究部   2015年12月9日   年末に七面鳥を食べるあの行事!でもなんで? はコメントを受け付けていません。
Pocket

年末に七面鳥を食べるあの行事!でもなんで?
毎年クリスマスになると欧米などで七面鳥(ターキー)を食べますが、どうして食べるようになったのか疑問ではありませんか?
ここでは、なぜ欧米で七面鳥を食べるのかご紹介します。

七面鳥を食べる習慣の出処

クリスマスに七面鳥を食べる習慣はアメリカからきています。深掘りすると、400年ほど前の1620年まで遡ります。イギリスからアメリカに入植したピルグリム・ファーザーズ達は現在のマサチューセッツ州の辺りに上陸しました。彼らは、ワンパノアグ族パタクセット支族の集落跡にプリマス植民地を築くのですが、その年の冬、寒さや飢えなどで入植者の半数が亡くなります。

ある日、アベナキ族の酋長がピルグリム・ファーザーズ達に片言の英語で話しかけたことをきっかけに、英語がしっかり話せるワンパノアグ族を紹介します。ワンパノアグ族から農耕や漁業の技術を教わった彼らは、生き延びることができたのです。その時、ワンパノアグ族はピルグリム・ファーザーズ達に七面鳥を提供していました。

次の年の秋、無事に収穫を迎えられた彼らは、ワンパノアグ族を食事に招待し、そこでご馳走として七面鳥を食べます。
このことから、七面鳥はお祝いの席において欠かせない食べ物として、クリスマスや感謝祭などで利用されるようになりました。

七面鳥に欠かせない付合せ

スタッフィング

文字通り「詰め物」を指しており、七面鳥の中身を取り除いた後に食材を入れて調理します。一般的に米・乾燥させたパン・野菜・などを詰めます。

グレイビーソース

調理された肉から出る汁をもとに作られるソースを指します。ローストなどを作った後、残った肉汁を一度取り出し、焦げ付いた鍋にワイン・水・ビール・ストック(出汁)を加えてグラッセするのが一般的です。

七面鳥の特徴・味

首の露出した皮膚が、興奮すると赤・青・紫などに変化し、七つの面をもつように見えることから七面鳥と名付けられました。
七面鳥の全長122cm、体重は9kg程で、メスの全長はオスの半分の60cmになります。
また、危険を感知すると走って逃げますが、短距離の場合飛ぶこともできます。オスだけが出す警戒音は、鳥類の中でも一際大きく歓声に似た独特な声だといわれています。

七面鳥の味は、鶏肉よりも油分が少なくさっぱりしています。
ロースト方法によっても異なりますが、丁寧にローストされた七面鳥はパサパサが少なく、おいしく食べられます。

七面鳥をお家で焼いてみよう

記念日に自宅で七面鳥を焼いてみませんか?

  • 七面鳥:1羽
  • 玉ねぎ(みじん切り):1個
  • セロリ(みじん切り):1本
  • バター:95g
  • タイム・セージ:適量
  1. 肉と皮の間に手を入れてバターをしっかり揉み込みます。
  2. バターを揉み込み終わった後、タイム・セージも間に揉み込み、七面鳥の中に玉ねぎ・セロリを入れます。
  3. 七面鳥をトレーにのせ、アルミホイルでやさしく全体を包んでから、180度のオーブンで2時間ほど焼きます。
  4. オーブンから七面鳥を取り出し、アルミホイルを外してからさらに1時間きつね色になるまで焼きます。※30分おきに、天板に溜まった肉汁を七面鳥にかけます。これは、七面鳥に照りを付けるだけでなく乾燥も防ぎます。

冷凍の七面鳥の場合、冷蔵庫で1週間程解凍するのがおすすめです。

おわりに

クリスマスや記念日に七面鳥を食べることは、感謝の意が込められています。今のアメリカが存在するのも、ワンパノアグ族が七面鳥を提供してくれたからです。
そのため、アメリカでは七面鳥は縁起の良い食べ物として必要不可欠なものとなりました。今年は七面鳥を囲んでクリスマスを楽しむのも良いかもしれません!