知っておきたいおせちの雑学!食材に込められた意味と作り方

新年ごちそう研究部   2015年12月4日   知っておきたいおせちの雑学!食材に込められた意味と作り方 はコメントを受け付けていません。
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知っておきたいおせちの雑学!食材に込められた意味と作り方
新しい年を迎えてすぐに食べるであろうおせちについてですが、これらの料理に込められた意味をどれくらいご存じですか?

おせちの由来

作物が無事に収穫できたことを感謝して神様に供えたものを節句といい、供えたものを調理し、豊作を願って自然の恵みに感謝して食べる料理を節句料理と呼びます。この節句料理がおせちの始まりなのです。
中国から節句の行事が伝わります。
奈良時代、朝廷内で節会(せちえ)という宴が行われ、そこで振る舞われる供御は御節供(おせちく)と呼ばれていました。後に、これが略されておせちと呼ばれるようになったのです。江戸時代に入り、庶民がこの行事を生活に取り入れるようになり、おせちは全国に広がります。

おせちにおける献立の意味と作り方

重箱に入っているおせち料理には一つ一つ意味が込められています。

黒豆

知っておきたいおせちの雑学!食材に込められた意味と作り方
もともと、「まめ」は丈夫や健康を意味し、「まめに働く」といった語呂合わせからおせちに欠かせない料理となっています。

黒豆

  • 黒豆:1袋
  • 砂糖:200g
  • 水:1,600cc
  • 醤油:大さじ1
  • 塩:少々
  1. 黒豆を洗ってざるにあげます。砂糖・水・醤油・塩をお鍋に加え、沸騰したら火を止めます。
  2. お鍋にザルにあげておいた黒豆を投入し、3時間置きます。
  3. その後、中火で灰汁が出てきたらすくって取り除きます。
  4. 灰汁が出なくなったら、弱火にしキッチンペーパーなどで落とし蓋をして、じっくり3時間煮込みます。
  5. お鍋の半分が煮詰まって、黒豆が柔らかくなれば出来上がりです。※黒豆が柔らかくなる前に煮汁が減ってしまった場合、お湯を足しましょう。

田作り

知っておきたいおせちの雑学!食材に込められた意味と作り方

五穀豊穣を願って、小魚を田畑に肥料として撒いたことから田作りと名付けられました。

田作り

  • ごまめ:50g
  • 砂糖:大さじ2
  • みりん:大さじ1
  • 醤油:大さじ1
  • 白ゴマ:適量
  1. ごまめをフライパンで、弱火でから炒りします。その後、冷まします。
  2. 別のフライパンに砂糖・みりん・醤油を加えて弱火に、泡がフツフツとしてきたらごまめを加え手早く混ぜてからめます。
  3. フライパンが白っぽくなってきたら火を止め、クッキングペーパーに広げて冷まします。
  4. 最後に白ゴマをかければ出来上がりです。

栗きんとん

知っておきたいおせちの雑学!食材に込められた意味と作り方
日本中にある栗は山の幸を代表する食材で、「勝ち栗」といって、縁起が良いとして大事にされてきました。黄金色に輝く財宝にたとえ、豊かな1年を願う料理でもあります。

栗きんとん

  • 栗の甘露煮:200g
  • さつまいも:200g
  • 砂糖:適量
  • みりん:75cc
  • 甘露煮シロップ:150cc
  • さつまいもの茹で汁:大さじ1
  • 塩:少々
  1. さつまいもは皮を剥き、輪切りにし水にさらしてアク抜きをします。
  2. お鍋に水を切ったさつまいもと水を加えて中火でしっかり柔らかくなるまで茹でます。
  3. さつまいもをざるにあげ、みりん・甘露煮シロップ・さつまいもの茹で汁をフードプロセッサーに入れて撹拌します。
  4. 砂糖で甘さを調えて、さらに撹拌します。
  5. 撹拌したさつまいもたちをお鍋に戻し、弱火で木べらを使って練ります。
  6. 栗・塩を加え、さらに練ったら出来上がりです。

伊達巻

知っておきたいおせちの雑学!食材に込められた意味と作り方
長崎から江戸に伝わったカステラ蒲鉾が伊達者(お洒落な人)たちの着物に似ていたことから伊達巻と名付けられました。

伊達巻

  • 卵:4個
  • はんぺん:100g
  • だし汁:大さじ2
  • 砂糖:大さじ2
  • みりん:大さじ1
  • 醤油:大さじ1
  1. フードプロセッサーに材料を全て入れてしっかり撹拌します。スクエア型にオーブンシートを敷き流し込みます。
  2. 予め200度に余熱したオーブンで10分焼き、温度を180度に下げてからさらに10分焼き、きつね色がつくまで加熱します。
  3. 焼き色が付いた面を外側に、まきすの上に置いてオーブンシートを外してから巻きます。
  4. まきすの上から3~4ヶ所輪ゴムで止めてしっかり冷めるまで置いたら出来上がりです。

紅白なます

知っておきたいおせちの雑学!食材に込められた意味と作り方
紅白でおめでたいという意味が込められています。
生の魚・大根・にんじん・酢で作ったことから「なます」と名付けられました。

紅白なます

  • 大根(千切り):400g
  • にんじん(千切り):100g
  • 柚子(千切り)
  • 柚子の汁
  • 酢:大さじ3
  • 砂糖:大さじ2
  • 塩:小さじ1~2
  • 白ゴマ:適量
  1. 千切りにした大根・にんじんに塩を揉み込んで20分程置きます。
  2. 柚子の汁と千切り・砂糖・酢を合わせ、大根・にんじんと和えます。

おわりに

黒豆には元気に働けるように、栗きんとんには豊かさと勝負運、田作りには五穀豊穣など願いが込められており、何となく食べていたおせちには意味があったのです。
今回ご紹介したおせちを年末に作ってみてはいかがでしょう?